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カンボジア発 ブログトップ
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仏像の目で年代が分かる(その4) [カンボジア発]

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今度は写真1枚目右側のプレ・アンコール期の青銅仏の年代を文献と比較して検証してみました。この青銅仏はアンコール・ボレイ期(6世紀〜7世紀初め)のものとして入手したコレクションです。写真1枚目左側の青銅像はロンドンにある博物館のコレクションです。年代は6世紀のものでマレー半島出土と言い伝えられてきているようです。美術様式は右側とほぼ同じですが顔つきは異なります。左側の像はインド色の濃い顔つきをしています。おそらくグプタ美術(4〜6世紀)の影響を強く受けているのだと思います。次の写真はプノンペン国立博物館にあるアンコール・ボレイ出土のクリシュナ神像(7世紀初期)でとても有名な石像です。最初の青銅仏と比べてサイズはまったく異なりますが実は1枚目右側の青銅像の目とこの石像の目の形状がほぼ同じなのです。顔をアップにした比較写真が写真3枚目です。ちなみに石像は約120センチ、青銅像は約10センチで頭部のサイズは僅か15ミリほど。この共通点を文献から見つけた時、時代の美術(トレンド)の強さに唸ってしまいました。結果としてプレ・アンコール期の青銅像の年代は6世紀後期〜7世紀初期、美術もアンコール・ボレイ様式という結論に妥当性があり、入手時の理解と相違はありませんでした。今回、「仏像の目で年代が分かる」と題して計4度記事にしましたが、全ての記事で引用した文献が下のリンクの「Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia」です。世界各国の有名博物館の「東南アジア初期の一級品」が掲載された超おすすめの文献です。
Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

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  • 作者: John Guy
  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
  • 発売日: 2014/05/06
  • メディア: ハードカバー


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アンコール・ボレイの仏像頭部 [カンボジア発]

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アンコール・ボレイの石像頭部を撮影した。砂岩製の彫刻で割れも有り、かなり摩耗しているが光を当てるとここまで表情が浮き出てくる。東南アジア初期の仏像で7世紀頃のものです。久しぶりにプノンペンの博物館に行きたくなってきた。

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

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  • 作者: John Guy
  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
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ポスト・バイヨン期の押出仏 続き [カンボジア発]

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昨日の続きです。顔だけアップしてポスト・バイヨン期の青銅仏と比べたのが一枚目の写真です。大きさが全く異なる比較なのでかなり無理があるかもしれませんが、少しつり上がった目、口の形状、顔の輪郭等、同様の美術様式と言っていいと思います。年代的にはタイのウートン期からアユタヤ中期の美術に入った頃、16世紀だと思います。

Adoration and Glory: The Golden Age of Khmer Art

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  • 作者: Emma C. Bunker
  • 出版社/メーカー: Art Media Resources Ltd
  • 発売日: 2003/12/01
  • メディア: ハードカバー



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ポスト・バイヨン期の押出仏 [カンボジア発]

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銀製の押出仏(奉納板)を手に入れた。銀製と言ってもブロンズに近い銀製なので腐食もなく、固さがありしっかりとしている。時代的にはアンコール時代後のもので顔の表情やスタイルがタイのウートン美術の影響を受けているので、ポスト・バイヨン期(15〜16世紀)のものだと思います。いい表情をしており、小さいですが迫力があります。裏側の凹側もとても良い感じです。
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カンボジアの木工美術 機織りの道具 [カンボジア発]

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以前も紹介しましたが久しぶりに撮り直してみたカンボジアシルクを織る機織りの木製の道具などです。16、7年ほど前にハマって蒐集したものですがカンボジアの木工美術品はアンティークシルク同様に本当に素晴らしいの芸術品です。
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カンボジア青銅仏 ポスト・アンコール期 [カンボジア発]

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久しぶりにカンボジアの青銅仏を入手した。時代的にはアンコール期以降のポスト・アンコール期と呼ばれる時代のものでタイのアユタヤ期とほぼ同時期のものです。ズシっと重い無垢のブロンズでラオスのランチャーン後期の青銅仏に近い造りです。おそらくですがラオス南部のカンボジア国境に近いエリアで作られたのではないかと思います。ただ、流石アンコール美術を生んだカンボジアのもので小さいながらも表情、作りが繊細で存在感があります。17〜18世紀頃のもの。
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青銅製ナーガ (極小)12〜13世紀 [カンボジア発]

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青銅製ナーガを入手した。5センチ満たないお守りサイズで珍しいものです。時代的には12〜13世紀頃のアンコールワットからバイヨン期にかけてのもので、美術的にはカンボジアのクメール美術(タイではロッブリー美術)ですが出土した場所はタイ側かカンボジア側かは分かりません。下の画像は同時期の参考画像です。サイズは全く違いますが美術的には同じです。1つもしくは3つの頭部を持つナーガ像だと思われます。
もうすぐ一年になりますがスマートフォンだけでパソコンを持たない生活を実践しています。今後もブログの更新はツイッター「タイ骨董日記(モバイルVer.)」がメインになります。ツイッター「タイ骨董日記(モバイルVer.)」はこちらをクリックして下さい。
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アンコール・ボレイ期の青銅仏 [カンボジア発]

IMG_1920.JPGIMG_1921.JPGこちらもナコンパトムのコンテストで3位入賞したアンコール・ボレイ期の仏像てす。出土地はカンボジア側と聞いているがタイ側のドヴァーラヴァティー期とほぼ同時期のもので美術様式も共通点が多い。サイズは約10センチと小さいが見ての通り美しくそして迫力がある。後世に作られる豪華な仏像がこの薄い衣にまとった仏像には敵わない。この点がドヴァーラヴァティー美術やアンコール・ボレイ等のプレアンコール美術の凄さだろう。
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ポスト・バイヨン(ウートン)期の青銅仏 [カンボジア発]

アンコール期後期(バイヨン期)後のクメール美術です。この時代からタイ美術の影響を受け始めているように思います。顔もクメール美術とタイ美術の中間ぐらいの表情と輪郭になっています。時代的にもタイのウートン期頃15〜16世紀のものです。写真がなかなかいい感じで撮れています。明日からタイ正月で水かけ祭りが始まります。今日既にびしょびしょに掛けられてしまいましたが。
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カンボジア、タイの仏画 18世紀 [カンボジア発]

IMG_7857-1.jpgR0012501-2.jpgカンボジアとタイの仏画。時代的にはアユタヤ時代後期18世紀頃のものと思う。2つとも布の上に描かれているが、布上の絵具がカラカラに乾いており、布もボロボロでよくぞここまで残ってくれたと思っている。上の絵の仏は腕の構え方が通常と反対になっているが、これは悪い事を反対に良いものに変えるという意味がある。タイ語ではサドゥン・ガップと呼び、数的にも少ない美術です。つまりこの仏画は美術品ですが家のお守りのような役目もしている。いつか部屋の良い位置に飾りたいと思っている。

<お知らせ>
ブログ「タイ骨董日記」管理人のプラヤーです。いつもブログを見ていただきありがとうございます。 バンコクで骨董店回りの同行サービスを開始します。タイ、東南アジア骨董の知識、経験を活かして、(値段交渉を除いて)通訳+若干のアドバイス(モノの良しあし、おおよその時代等)が出来ると思います。専門はタイ、東南アジア骨董全般(仏教美術)ですが、陶器、布等は専門外です。要日当。ただし車はありません。ルートは要相談。詳しくはメールで直接お問い合わせ下さい。ご依頼メールのみ受付致します。


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