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ソムデット・プラナーラーイ国立博物館(ロッブリー県) [タイ発]

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先週、10年以上ぶりにロッブリー市内にあるソムデット・プラナーラーイ国立博物館に行って来ました。ロッブリーと言えばアンコールワットと同時期のロッブリー美術(クメール美術)がイメージされると思いますが歴史はもっと古くタイ初期美術のドヴァーラヴァティー期(6世紀〜11世紀)の遺物も多く出土しています。ドヴァーラヴァティー美術は大きく3期に分けることが出来、初期はインド美術(グプタ美術)の影響を強く受けた美術、中期はタイで生まれた純粋なドヴァーラヴァティー美術、また末期はクメール美術の影響を受けて来ます。その後クメール美術の影響を強く受けたロッブリー美術が生まれ、アユタヤ美術に移行していきます。よって(ウートン美術を含む)初期のアユタヤ美術(14〜15世紀)はクメール美術の影響を強く受けています。この1000年もの間の様々な時代の遺物がここロッブリーや周辺で出土しており、その出土品がこのソムデット・プラナーラーイ国立博物館に展示されています。石製、青銅製、そしてテラコッタ製、ほぼ全ての材質の出土品が時代別、材質別に展示されています。久しぶりに訪れた博物館は内部も改装されて綺麗になってましたよ。また博物館は遺跡の中に建てられていますので最高のロケーションです。以上、自称仏像コレクターにとっては実に有意義な時間を過ごせましたが、2時間ではちょっと足らないくらいでした。
The Roots of Thai Art

The Roots of Thai Art

  • 作者: Piriya Krairiksh
  • 出版社/メーカー: River Books
  • 発売日: 2012/08/16
  • メディア: ハードカバー


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古代都市チャンセン(中部タイ、ナコンサワン県) [タイ発]

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タイ中部ナコンサワン県ターキー郡のチャンセン博物館に行って来ました。 ターキー郡はナコンサワン県南側に隣接しているロッブリー県県境の田舎町です。行きにくそうな所ですが鉄道駅が近くにある為、頑張れば行けます。このチャンセンではインド美術の影響を強く受けたドヴァーラヴァティー時代初期(6〜7世紀)のテラコッタ製の遺物が出土しており、今回バスと列車を乗り継いで勉強しに行って来ました。ここでは仏像や法輪片が一部出土していますがメインで出土したのがテラコッタ製の遺物で、(写真1、2枚目の)財宝の神クベーラと幸福と美の女神ラクシュミー、獅子(ライオン)や牛、象等の動物像、そして男や女の人形像です。これらはタイで仏像が作られ始めた6世紀前後(約1400〜1500年前)のものだと研究されています。私的に非常に好きな美術で20年ほどかけて何点かのコレクションを持っていますがやはり博物館のものは素晴らしく感動しました。同類のものがスパンブリー県、ロッブリー県、ナコンパトム県でも出土しています。
The Roots of Thai Art

The Roots of Thai Art

  • 作者: Piriya Krairiksh
  • 出版社/メーカー: River Books
  • 発売日: 2012/08/16
  • メディア: ハードカバー


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ラームカムヘン国立博物館(スコータイ歴史公園) [タイ発]

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旅に出ていてブログ更新に少し間が空きました。先日久しぶりにスコータイ美術を勉強しにスコータイ歴史公園入口のラームカムヘン国立博物館に行って来ました。ここを訪れたのは約20年ぶりで博物館内も綺麗になっていました。スコータイ県はタイ北部の最南部に位置しておりピサヌローク県から車で約1時間の場所にあります。美術的にはタイ北部の美術というよりもタイ中部の美術で現在のタイ美術のもとになった美術と言われています。館内の展示品にはスコータイ時代の他に付近で出土したアユタヤ初期(ウートン期等)やロッブリー期の仏像等が展示されています。スコータイ美術はクメール美術(ロッブリー美術)の影響をかなり受けており、装飾品を身にまとったブロンズ製のヒンズー神等、他では見られない貴重な像が拝めました。スコータイ美術は13世紀後期から15世紀前半の短い期間に作られた美術ですが、その中でもスコータイ時代が最も栄華を迎えた14世紀頃に作られた像をスコータイ・ボリスットと呼び、幸福感を感じさせる表情をした仏像(写真1、7、8、11、12枚目)があります。スコータイ美術の中でも最も評価が高くコレクター憧れのブロンズ像で、有名な遊行仏もこの時期に作られました。その他、県内で出土したテラコッタ製、金属製の塼仏、金製の奉納板等も展示されていました。また宋胡録と呼ばれるスコータイ時代に焼かれた陶器類も展示されていましたがそれらは別のエリアにあるサンカローク陶器博物館のほうが展示品が多いと思います。
The Sacred Sculpture of Thailand: The Alexander B. Griswold Collection, the Walters Art Gallery

The Sacred Sculpture of Thailand: The Alexander B. Griswold Collection, the Walters Art Gallery

  • 作者: Hiram W., Jr. Woodward
  • 出版社/メーカー: Univ of Washington Pr
  • 発売日: 1997/12/01
  • メディア: ハードカバー



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仏像の目で年代が分かる(その5) [タイ発]

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今回は写真右側の仏像の年代を文献と比較しておおよそ特定して見ました。ポイントは「仏像の目」ではないですが、関連する内容なのでこのシリーズの続きの記事にしました。この仏像はドヴァーラヴァティー期のもので高さ約8センチ、ソリッドの重いブロンズ製です。目もとの彫が深くない為、目の形状がはっきりとは確認出来ないですが頭部の形状や体型が近いもの(写真上左側の青銅仏)が文献にありました。記載ではタイ中部スパンブリー県ウートン郡出土とあり、年代は6世紀後半となっています。座り方が珍しい倚像(いぞう)でドヴァーラヴァティー期初期に稀に見られるインド美術(グプタ美術)の影響を受けたものです。ドヴァーラヴァティー期の石像やテラコッタ製の塼仏にはこの座り方の仏像はありますが、青銅製では数少ない作品のひとつです。この2点の仏像の上半身部分のアップを比較したのが写真2枚目です。見て分かるように体格や体型がかなり近いです。顔つきは異なりますが、頭部の形状も良く似ています。次の写真は石像頭部(写真3枚目左側)です。文献にはベトナム南部(メコンデルタ)で出土したのもであろうと記載されており、年代は5〜6世紀。現在はパリの有名な美術館にあるものです。これはインド美術の影響を強く受けた東南アジア最初期の作品と言われているものですが、(3枚目右側の)比較対象仏の頭部と比較するとふっくらとした頬から顎にかけての輪郭や童顔な顔つき、口元、鼻や耳の形状等、共通する点が多く、右側の仏像も同様にインド美術の影響を受けた顔つきと言えると思います。ただ頭部の螺髪の大きさなどは違いがあります。ここまでの比較では対象仏の年代はおおよそ6世紀〜7世紀ぐらいだと思いますが、あと一、二例ほど比較できる例が文献にあればだいたいの出土地や年代も100年間隔レベルまで特定出来るのではと思います。
Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

  • 作者: John Guy
  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
  • 発売日: 2014/05/06
  • メディア: ハードカバー


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仏像の目で年代が分かる(その2) [タイ発]

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次の比較です。写真上の左側はドヴァーラヴァティー期のものでタイ中部のウートンかチャンセン出土のテラコッタ製人形頭部です。右側は文献に掲載されているカンボジア南部出土の大型の仏像頭部です。この大きさも出土地も違う2点の共通点は目です。実際、顔全体的にも似ていますがこの形状の目は東南アジア初期の美術で見られるもので、文献の記述通り、左側も右側と同時期(7世紀)頃のものと言っていいと思います。昨日の記事と同じく美術様式にはその時代のトレンドがあるということだと思います。
Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

  • 作者: John Guy
  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
  • 発売日: 2014/05/06
  • メディア: ハードカバー


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仏像の目で年代が分かる(その1) [タイ発]

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仏像の時代や年代を調べる時、経験も役に立ちますがやはり博物館の所蔵品と比較するのがベストだと思います。なので私の場合は文献の写真や実際に博物館で撮った写真と比較することが多いです。最近、東南アジア初期の美術書「Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia」を入手して以来、文献写真と見比べながらコレクションの時代や美術様式を再確認をしておりました。その過程の中で仏像の目の形状は時代判別にかなり役立つとことが分かりました。これから興味深い例を何例か記事にして行きたいと思います。まず今回は写真上、左側の仏像頭部です。美術的には弥勒菩薩もしくは観音菩薩で時代的にはタイ南部 シュリーヴィジャヤ期のものです。類例が少ないものなので年代を知るために文献と見比べていたところ、目と口の形状が良く似た仏像(写真上、右側、カンボジア出土)が見当たりました。顔の形状や美術様式は異なりますが、部分的な目や口の形状が共通することからほぼ同じ年代(7世紀後期〜8世紀初期)のものだと思っています。出土地は離れていますが同時期の美術様式(時代のトレンド)は共通する点が多いという良い例の一つだと思います。

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

  • 作者: John Guy
  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
  • 発売日: 2014/05/06
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ドヴァーラヴァティー青銅仏トルソー [タイ発]

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ドヴァーラヴァティー期の青銅製トルソーです。頭部のみの残欠も好きだがトルソーも好きです。十分に迫力があるし、魅力的な像だと思う。この像はグプタ美術の影響を受けたタイ美術初期のものです。7世紀。

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

  • 作者: John Guy
  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
  • 発売日: 2014/05/06
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アユタヤ木製仏立像(祝170万アクセス!!) [タイ発]

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アユタヤ木製仏を撮影しました。小型の立像ですが作りが繊細な為、写真で見るともっと大きな像に見えます。台座部は後に付けられた18世紀のものですが、仏像部は17世紀〜18世紀初めのものです。破損はありますが一度コンテストに出品してみたいと思っています。また昨日カウンターが170万を通過致しました。今後とも本ブログ宜しくお願い申し上げます。

The Arts of Thailand

The Arts of Thailand

  • 作者: Steve Van Beek
  • 出版社/メーカー: Periplus Editions (HK) ltd.
  • 発売日: 1998/05/15
  • メディア: ハードカバー


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ドヴァーラヴァティー青銅仏 [タイ発]

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ヤフオク出品中のドヴァーラヴァティー期青銅仏の詳細画像と少し補足説明をします。まず1枚目の比較写真ですが、左側は今から20数年前にタイの某有名骨董雑誌に掲載されたドヴァーラヴァティー青銅仏です。出品仏(右側)よりも小さな仏像で当時50万か100万バーツだったと記憶しています。顔の表情や頭部の形状が出品仏と比べて近く、恐らく出土地も近いのではと思います。次に2枚目の比較写真は、逆になっていますが、右側はドヴァーラヴァティー期の黄金仏です。この仏像はラーマ3世の時代(西暦1824〜1851年)にタイ王室の宝物になったもので国宝に近い位置づけの仏像です。出品仏とサイズはほぼ同じ(高さ)8.5センチで作風も似ていると思います。黄金仏の足の組み方は結跏趺坐ですが足の裏は上には向いていない少し特殊な形です。出品仏は結跏趺坐ではありませんが、黄金仏同様に可愛い足が仏像の底面(一番下の画像)で確認出来ます。参考仏2点も出品仏と同じ、8〜9世紀頃(約1200年前)のものです。以下は出品仏の拡大写真です。ブロンズの質感等も参考にして下さい。
Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

  • 作者: John Guy
  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
  • 発売日: 2014/05/06
  • メディア: ハードカバー



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チェンセン青銅仏・シンヌン様式 (ワット・プラシン、チェンマイ県) [タイ発]

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久しぶりにチェンマイのワット・プラシンにチェンセン・シンヌン様式の青銅仏(シヒン仏)を拝みに行って来ました。このシヒン仏(タイ名:プラ・プッタ・シヒン)はチェンマイで最も有名なチェンセン仏と言っていいと思います。年代的には14〜15世紀作のもの。間近では見れず少し離れたところからですが参拝者が少し途切れたタイミングで立ち上がって撮影してきました。流石に品格のある仏像です。冬もほぼ終わり日中はチェンマイでもかなり暑くなってきましたが、プラシン寺は多くの外国人、タイ人参拝者でに賑わっていました。下は近々ヤフオク出品予定の仏像です。現在、説明文を下書き中ですが来週末頃に出品したいと思っています。
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Buddhist Sculpture of Northern Thailand

Buddhist Sculpture of Northern Thailand

  • 作者: Carol Stratton
  • 出版社/メーカー: Serindia Pubns
  • 発売日: 2003/06/01
  • メディア: ハードカバー


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